「俺、怖いんだ。ずっと今まで、幼なじみやってきたからさ。今さら告って、気まずくなるのがさ・・・。」

「はぁ・・・。なんであんたらは・・・。」

「えっ?」

「あぁもう、イライラするっなんでそんな乙女なの、あんたっ」

「何怒ってんだよ・・・。」

「男のくせにイジイジイジイジイジイジ・・・いい加減にしろっ」

「だって・・・。」

「だって何?自信持ちなよあんた今まで、由利亜の一番近くにいたんでしょどして?何にビビってんの?悩む前に、気持ちぶつけろ」

「津田・・・。」

美優は、優しく微笑んで、

「わかったら、早く電話しな。」

と言った。

「けど・・・、あいつ、昨日から、俺の電話に出ねぇんだ・・・。メールも返ってこねぇし・・・。」

「・・・わかった。あたしが、電話する。」

「頼む・・・。」

「その代わり・・・。」

美優は寛斗の方を見て言った。

「明日も絶対迎えに行って。それで、自分の気持ち伝えろ。いい?」

寛斗は、笑顔で頷いた。