寛斗は屋上に連れてこられた。

「っんだよ。こんなとこまで連れて来て・・・。」

パンッ

寛斗の頬に、平手がとんできた。

「っつ・・・何すんだよっ」

「あんたこそ、何してんのよこのバカ」

「はっどういうことだよ」

美優は、泣きそうな顔で言った。

「今、由利亜がどんな気持ちだと思う」

「はっ?」

寛斗は、意味が分からなかった。

「どういうことだよ・・・。」