あたしは次の日、学校を休んだ。

目が腫れちゃって、とても行ける状態じゃなかった。

携帯が鳴った。

そっと見ると、美優だった。

ほっとしたと同時に、少しがっかりした自分がいた。

あんなに、寛斗からの着信無視したくせに、寛斗からの着信を待ってる自分がいる・・・。

情けなくて泣けてくる。

「もし・・・もし。」

「あっ由利亜あたしあたし今日、学校休んでたから、大丈夫かなって。」

「み・・・みゆうぅ〜。」

「どした・・・泣いてんの?」

声が出なかった。
辛すぎて、何も言えなくなってしまった。

「・・・今すぐ行くね。」

美優は何も聞かずに言った。

あたしは、また涙が止まらなくなった。