10分ほどしてから、試験官が終わり!
とまた大きな声を出した。

官員が解答用紙を回収していく。


その光景をぼんやりと眺めながら、
ボクは放心していた。

何とか、穴は見当たらなかった。


あとは、この次の実技試験のみだ。

気合を入れなければならないな。


ぱしっと頬を両手の平で打つと、
隣でクリスさんがまあ!
と言っているのが聞こえた。