家に帰ってすぐ、ベットにダイブする。


天井を見上げて、ふと机に視線を落とした。




「・・・はぁ。」


観念した様にため息をつく。



立ち上がって引き出しを開けると
色あせた学ランのボタンが揺れていた。



アタシが好きだった、大和の物だ。




未練があって閉まってあるんじゃない。


アタシには恋をする資格がないから。



これを見るたび思い出すんだ。




大丈夫。




もう誰も傷つけないし傷つけたくない。