走馬灯の様に

白井の言葉が頭を過ぎっては消える



「一緒に死ぬ?」


「残念。俺はまだその時期じゃないんだ。」


「俺が殺した。」



「何で刺があるか知ってる?自分を守る為なんだよー?矛盾してるよね。花言葉のニュアンスとさぁ~」



「・・・・俺、か弱いから力仕事むかないのー」




「多分俺、すげー大事な事を知りたくて、アンタを見つけたんだー」



「白井優人ー。優しい人って書いてゆーと。名前負けしてんよなーっ」





「忘れんなよ。俺の事」



「短い人生さー、一度でも他人の幸せを願えたら・・・天国いけっかなぁー」




「何も無くなっていーよ。でもお前が居なくなるのがすげー寂しい・・どうしたらいー?」



「最後にお前に逢えてよかった・・ごめんな?」




ごめんねを言うのはアタシの方だ。


ごめんね・・・


気付かなくて・・・


ごめんね?


微熱があったなんて、知らなかった。


ごめんね?


無理矢理ご飯食べさせて。食欲なかったのに

一生懸命食べてくれてたんだね?


ごめんね?

あの時、無理矢理にでも居座ったら良かったかなぁ?


ごめんね・・・・

ごめんなさい・・・・・




本当に・・・・・


ごめんなさい・・・・・