日曜日



ブーッブーッブーッ




マナーモードにしてた携帯が枕元で鳴った。



「あい・・・」

寝ぼけた声で返事をするとバカデカイ声に耳を塞ぎたくなった。



「なぁ~んじまで寝てんだよぉ!」


祐樹声でかい・・・。



「あ?」


携帯を耳からはなして時計を確認する。


あ・・・やば。



「悪い。今から行くわ」


「ったく!早く来てよ!もう帰りたいよぉ」


「・・・・・。」


「聞いてんのー?」


いつ電話をかわったのか、那智の声を無視して電話を切った。




午後二時半。



いつもの場所に向かう。