いつも通りの朝。

カーテンを開くのがアタシの日課。

晴々とした空を睨みつけて、降れ降れ坊主にデコピンをした。


「役立たず。」



黒いピタッとしたカットソーに、ヒョウ柄のスカート。

ヒールの高いパンプスをひっかけて、黒いベンチコートを羽織った。



マンションを出て、少し歩いた場所。



「相変わらず派手だねぇーっ」

「・・・・・」

珍しく白井自らのお出迎えだ。

「仕事は?」

「えー?今から探す」

「・・・・・」

は?

探す?

首を傾げたアタシに、白井がニコッと笑った。

「俺ー約束は守る男なんでー」

「・・・・・」

なおさら理解出来ない・・・・