「アタシはアンタを見てると苛つく・・・」

自分と白井の姿が重なる


「・・・・・?」


「アンタ、多分アタシに似てるんだ?」


問い掛ける様なアタシの言葉に、白井は細く微笑んだ。


「どーるいだって言ったでしょー?」


「・・・・・」



愛に恵まれず

一人閉じこもってた日々を思い出す。


本当は暗闇から抜け出したかった。

でも誰も気付いてくれなかったから・・・


だから
鍵をかけた。


矛盾してる。


その矛盾に・・・・


白井を見ていて気がついた。



アタシは


どうしたらいい・・・?