それから毎日
白井は誰かのかえり血を浴びて帰って来た。
その血痕を見る度に、何故か怒りと悲しみの感情が入り交じる。
何故アタシがそんな気持ちにならなくちゃいけないのか、自分でもよくわからなかった。
ただ、
誰かを殴った後の白井は
いつもやけに大人しくて
ベットの上、大きな体を横たえて
後悔している様な、
寂しげな背中を見せる。
でも
そんなのは許していい理由にはならない。
それに気付いたのは、確かアタシの誕生日から四日目の事。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…