ガンッ!
ガンッッ!

ガンッ!



え・・・

激しい音で目を開けると


「おーいっ!あーけーてぇーっ」


ドアを激しく叩く、白井の声が聞こえた。


「おにぎりあるぞーっ、あーけー」

カチャッ

「・・・・・」

ドアを開けると、コンビニ袋を掲げた白井が、ニッと笑ってアタシを見てた。


「・・・・・」

無表情のまま、またベットにダイブした。


「おーい。飯はぁ?」

「・・・いらない。」

「・・・大丈夫だよーっ退治しといたからぁー」

「・・・・・は?」

体を起こすと、白井がスーッと煙草の煙りをはいた。


パーカーの袖に、また誰かの血痕。