「ぅっ・・・・ごほっ」

その、時期・・・?


アタシは頭がぼーっとしたまま、起き上がる事が出来ずに白井を見上げていた。


「アンタ可哀相だねー。また死ねなかった。」

「・・・・・!」

知った様にそう言った白井に、アタシは目を見開く。


何でコイツ・・・・


白井は組み敷いていた体を離すと、かわりにアタシの手首に指先を触れた。

「っ、離せ!」


跳び起きて体ごと白井から距離をとる。


ベットの隅に丸まる様にしゃがみこんだ。


それを追い込む様に、白井がズイッと身を乗り出す。


「何で死のーとしたの」

「・・・・・・」

いつでもそう。

こいつは笑ってても目が死んだ様。