「真希!!」

ん…?
あ…寝ちゃった。

「あ…あ…ごめん。寝ちゃったみたい。えっと…。お昼?」

「うん!パン買いにいこー♪」

私の学校はお昼ご飯は自分達でコンビニなど好きな所で買って好きな場所で食べていいから中学校にしては結構めずらしい。

「今日は何味にするー?」

「うーん。莉華はー?」

「うちこのコンソメパン!!」

「コンソメパン!?じゃぁ…うちはビーフパン!」

私達は毎日違う味を楽しんで食べていた。

パンといちごジュースを買って近くの公園でお昼。


「「いただきまーす!」」

二人で声と手を合わせてお決まりの一言。

まず相手のを毒味。

…以外にいける。

でも、

「まっず!!まっず!!コンソメあわなーい!」

とチョイいじめ。

莉華はそれを信じて

「うっそ!食べたくなくなったんだけど!!真希のめっちゃうまいし!!」

ちょっとにやけながら莉華にパンをすすめる。

手には牛乳を握り、手にはパン。

すぐに流しこめるように牛乳はスタンバイ。

「い…いただきます!!」

いった!!食べた!!

「ばかーーー!!!!コンソメおいしいじゃん!!めっちゃ怖かったのにぃ…。」

「あははははっ!!めっちゃウケたわぁ!」

莉華は真希の肩をバシバシはたいて騙したおしおき。

「も~痛いしーでも美味しかったんだもんいいじゃん♪」

と、最終的には簡単にまとめた。

「うんよかったー!」

と笑顔でうなずく。