(何にしよう…。いっぱいあっるからわかんないなぁ…)

準備係
保健係
審査係
などなど…。

どれも女子1名。
莉華とできないの決定。

先生の大きな声が皆の騒がしい声を止める。

「それでは、自分がやりたい係りに手を挙げてください」

ひとつひとつ呼ばれていく係。
手を次々挙げていくクラスの人達。

結局最後まで手を挙げられなかった。

「真希はこのあいてる審査係でいいか?」

もう何でもよかったので はい と答えるしかなかった。

こうして、よく分らない審査係として働くことになった。
莉華というと、保健係らしい。

理由は、もしかしたらカッコイイ男子が来るかもしれないからだって。

朝はあんなに私の事からかってたくせにっ!
と思いながらも莉華に頑張れと一言。


きっと、この係になっていなかったら恋を感じる事ができなかったのかな?

しないと決めていた恋をひきずったままだったのかな?

分かった事はひとつだけ。

小さなきっかけが大きく私の心を変えた事。