突然の妹さん&堂島さんの登場でビックリしたけど姿が完全に見えなくなったらドキドキも治まって来た。
大きく深呼吸をして家に帰ろうとしたその時、手に持っていた携帯がまたブルブルと震えだした。
ディスプレイには「山下 武」の文字。
どうしたのだろうと思い電話に出てみる。
「あ、もしもし?俺だけど。今大丈夫か?」
「うん。どうしたの?」
「いや、お前に今日の資料を渡しただろ?その中にどうしても今必要な資料も入れたままかもしれないから確認してもらいたいんだ」
「えー?なんでそういう物はちゃんと確認しておかないのよ!もう!」
「悪い。今確認できるか?」
「ちょっと待ってて。どっか座れる所まで移動するから」
「移動するって・・・お前まだ家に帰ってなかったの?」
「うん。実はまだ帰ってない。っていうか今デパートを出たトコ・・」
「あれから何時間経ってると思ってるんだよ・・」
呆れ声の武を放置して座れそうなところを探す。
辺りを見回すとジュースの自販機の隣にベンチがあるのを発見。
小走りでベンチに駆け寄り、今日使った資料を封筒から出す。
「ねえ?どの資料?いっぱいあってよく分からないんだけど・・・」
「えーっと・・なんて説明していいか分からないなあ」
「もう!じれったいわね。今から会社に向かうよ。帰り道だし」
「マジ?悪いなあ」
そう言ってるが電話の向こうではちょっと笑ったように聞こえた。
「・・全然悪そうに聞こえないんですけど」
「え?いや、ほんとーに悪いと思ってます。この通り!」
「電話の向こうじゃ分からないわよ。まあいいわ。良い事もあったし気分がいいから許してあげる。今から向かうね」
「ああ、気をつけてな。って何だ?良い事って?」
「それは内緒でーす。じゃあね。切るよ」
大きく深呼吸をして家に帰ろうとしたその時、手に持っていた携帯がまたブルブルと震えだした。
ディスプレイには「山下 武」の文字。
どうしたのだろうと思い電話に出てみる。
「あ、もしもし?俺だけど。今大丈夫か?」
「うん。どうしたの?」
「いや、お前に今日の資料を渡しただろ?その中にどうしても今必要な資料も入れたままかもしれないから確認してもらいたいんだ」
「えー?なんでそういう物はちゃんと確認しておかないのよ!もう!」
「悪い。今確認できるか?」
「ちょっと待ってて。どっか座れる所まで移動するから」
「移動するって・・・お前まだ家に帰ってなかったの?」
「うん。実はまだ帰ってない。っていうか今デパートを出たトコ・・」
「あれから何時間経ってると思ってるんだよ・・」
呆れ声の武を放置して座れそうなところを探す。
辺りを見回すとジュースの自販機の隣にベンチがあるのを発見。
小走りでベンチに駆け寄り、今日使った資料を封筒から出す。
「ねえ?どの資料?いっぱいあってよく分からないんだけど・・・」
「えーっと・・なんて説明していいか分からないなあ」
「もう!じれったいわね。今から会社に向かうよ。帰り道だし」
「マジ?悪いなあ」
そう言ってるが電話の向こうではちょっと笑ったように聞こえた。
「・・全然悪そうに聞こえないんですけど」
「え?いや、ほんとーに悪いと思ってます。この通り!」
「電話の向こうじゃ分からないわよ。まあいいわ。良い事もあったし気分がいいから許してあげる。今から向かうね」
「ああ、気をつけてな。って何だ?良い事って?」
「それは内緒でーす。じゃあね。切るよ」