梨磨のいない学校なんて行ってもしょうがなかった。
だから私は例え不良校と呼ばれようとも梨磨についていくことに決めた。
別に問題ない。
だが、ここは…―
私の噂を信じて疑わない輩がごまんといる。
バカな連中だからこそ変な団結力でもあるのかしらね…
初っ端から嫌なことだらけだ。
でも、隣に屈託ない笑みでいてくれる君がいるから
私は生きることを諦めない。
この日は梨磨と手を繋いで帰路についた。
信じられるのは梨磨と自分のみ。
疑うべきものは梨磨と自分以外の全ての人間。
とりあえず、明日は始業式だから休むとして
これからの学校生活…
無事に遅れることだけを願う。
あ、
そういや私のクラスどこだろ…?