「いやぁ待ち伏せしてみるもんだねー俺らついてんねー」


「こころちゃんもサボりー?だったら俺らと遊ばなぁい?」


「ギャハハ何して遊ぶんだよ!」



ウザい、とてもウザい。

さいっこうにウザい!



下品な笑い声、目障り。

私の視界に寄生すんな。




「ごめんなさい友達と約束があるので…」


心の中では舌打ちするが、表ではあんたらの大好きな‘若葉こころ’になってあげないとね。



塵に等しい男達の注意が私から梨磨にうつる。

そんないやらしい目で梨磨のことを見ないでよ。穢れるじゃない。




「うっひゃ友達の方も滅茶苦茶可愛いじゃん!」


「名前何て言うの?
メアド教えて~」


「君も参加する~?
楽しいあ・そ・び、に!」


ギャハハハハ




…ほんと、耳障り。

消えてほしい。




私がそう思うぐらいなんだから梨磨なんて特に…-―




「いやだ。何で私がてめぇらカスの下の世話しなきゃならないんだ。ふざけんな」


思って…って、梨磨…




…そんな赤裸々に言わなくても。


私だってこの人らの狙いは分かっているけど、梨磨のその言い方何て生々しいんだろ…