…なによ、あいつ。 家…反対方向なんじゃん。 来た道を歩く飯田の背中が、不意にも…カッコいいと思った。 桃嘉が惚れた理由…ほんのちょっと、 ほんっとーにちょっとだけ…わかる、かな。 今度からは…”飯田”って呼ぼう。 そこまで嫌な奴じゃないっぽいしね。 普段もああいう風に優しかったら、嫌われないのに…。 ほんと、ムカつくくらい… 桃嘉が好きなんだね。