正直…怖い。 蓮が…あたしから離れていきそで。 最後、あの子が蓮と別れる際の、蓮の表情が頭から離れない。 すごい、優しい瞳で、優しい顔…。 今まで、そんな顔あたしにしか見せなかったのに。 ”そんな顔他の子に見せないで” そんな子供みたいな独占欲。 バカみたいな嫉妬と独占欲で、もう心がぐちゃぐちゃだ。 こんなキモチ、蓮に知られたくなんかない。 あたしは自分の顔を隠すように、蓮の胸にギュッと顔を当てる。