「このまま…」 「ぇ?///」 「このまま…抱きしめさせて」 さっきの表情とは違い、心配そうな顔をする。 『桃嘉が欲しい』 冗談なんかじゃない。 この言葉に、噓なんか一つもないんだ。 俺は…桃嘉の心も体も、 桃嘉の全てが欲しくてたまらないんだ──。