あいつ…最近、変だったからな。
なんか…怒ってる感じ。
バイトの事は、ほんとに悪いと思ってる。
ってか、一緒に帰れるってだけで…
あんなに嬉しそうにしてさ。
ほんと、俺も嬉しいぐらいだ。
インターホンを押せば、
目をまん丸にした桃嘉。
…すげぇ、普通じゃん、こいつ。
なぁ、桃嘉…
キモチは言わないと伝わらない??
「帰って!!」
目に涙をためて、怒ってる桃嘉。
こんな桃嘉を見るのは、初めてかもしれない。
俺はグッと拳を握った。
「待ってるから」
24日だけは…頼むから。
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