ずるい…あたしが?? 「…はぁ」 やっぱ、話して欲しかったよ。 なんで蓮がいつも寝ているか… 堤さんは、知ってるんだ。 あたしはそのまま教室に行かず、屋上へと行った。 授業なんか、受ける気分じゃないよ…。 あぁ…もぅ、こんな時… 蓮の温もりが愛しい。 「…さむっ…」 蓮… れん…。 あたしは、睡魔に襲われ、 そのまま寝てしまった。 それと同時に、あたしの頬に一筋の涙が伝わった。