「連絡いれろ、バカ」

「ごめ…」

「なんか、あったのかと思った」

「ごめん…」

「いいよ、何もなかったみたいだし」


蓮はこつんと額をあわせた。


かぁぁぁ。

あたしの顔は、一気に熱くなった。


その反応がおもしろかったのか、蓮はフッと満足そうに笑った。


「んじゃ、行きますか。遊園地」

「…うんっ!」


蓮はあたしの手をそっと握って歩き出した。



いつものように、あたしの歩幅に合わせて歩いてくれる。


こういう小さなところも、




あたしは好き。