翌日の決勝。 女子も男子も負けてしまった。 まぁ…相手、三年生だし。 「蓮、お疲れ」 「おぅ」 「負けちゃったね…」 「まぁ、しょうがないだろ。 相手三年だし」 「…でも、勝ちたかったなぁ」 「来年あるじゃん」 「…そうだね」 「来年も、タオルとペットボトルよろしく」 「…うんっ//」 それってさ… 来年も、蓮の隣にいていいんだよね。 そう思うと嬉しくて、自然と笑みがこぼれた。