いつも通り、あたしは蓮と帰宅。
「よかったな」
「へっ?!」
「…決勝」
「あ、う、うん…」
「桃嘉?」
「…かっこ、良かったよ…?//」
「桃嘉は…ドジだった」
「うっさい!//」
「…手、繋ごうよ」
「…うん//」
そっと、指を絡める。
蓮の大きな手…温かい。
「…もぅ寒いねー…」
「ぁー冷え性の桃嘉にはキツいかもな」
「…なんで蓮は冷え性じゃないの?」
「桃嘉と違って、健康体だから」
「それ、あたし健康じゃないみたいじゃん」
「桃嘉、体弱いだろ。冬とかしょっちゅう熱だすじゃん」
「…」
言い返せない…。
あたしは、冬になると風邪とかすぐにひいてしまう。
その所為で、授業もあまりついていけなくて…
二学期の成績は相当悪い。