「お疲れ」


教室に戻る途中、蓮がタオルとボトルを投げてきた。

あたしは必死にそれを取る。


「あ、ありがとっ//」

「ん」


ポンポンと、あたしの頭を優しく叩く。

それが嬉しくて、思わずニヤけた。


「よかったじゃん」

怜がニヤニヤしながら、あたしに言ってくる。

でも、あたしは嬉しさがいっぱいで、
怜の嫌みなんか聞こえない。


あたしは、怜と一緒に教室に戻った。