「てめぇらが我が侭言うからだろ。
ほら、隣のクラスと人数の交換してきた」
「まぁじで?!
蓮すげぇー!!」
「話ぐらい俺にもできるっつの。
ほら、早く名前書け」
拓海は「よっしゃ!」と言って、紙に名前を書いて行く。
「れ、蓮、ありがと!」
「いいよ。向こうもちょうど困ってたっぽいし」
そう言うと、桃嘉は嬉しそうに笑った。
つーか、ねむ…。
書き終わるまで暇ー…。
寝ようとした瞬間、
女子2人に話しかけられた。
さっき文句言ってた2人だ。
「あ、あのさ…あり、がと」
「…ごめん」
「いいって。
別に、お前等だけのために動いたわけじゃねぇし。
そのかわり、優勝できるように頑張ってください」
そう言って、俺は拓海のところに用紙をもらいに行った。