別荘に戻ると、 もうすでにあとは車に乗るだけになっていた。 「おまたせ!」 「早く乗れ」 蓮はす無愛想に言った。 けど、 ちゃんとあたしの手を握ってくれる。 きっと、 今日の事は一生忘れない──。 夏になったら、 きっとまた思い出す。 今日の事と、 あなたと、 遊んだ日の事を──。 『一緒に遊ぼう!』