「そ、そんな、嘘言わなくていい!」

「嘘じゃない。

桃嘉は…可愛いよ。

笑顔とか、泣き顔とか、怒った顔も。

俺は、桃嘉の一つ一つの仕草が愛しくてたまらない」

「…///」

「好きだよ、桃…」

蓮はあたしを無理矢理振り向かせ、

優しいキスをした。

そっと触れれば、唇が離れて、

もう一度重ねる。


「…ほ、んと…?」

「ほんと」

「じゃ、じゃあ…ヤキモチ、妬いてても…っ?//」

「うん。むしろさ、嬉しいぐらい。

前も言ったじゃん。

ヤキモチ妬いてくれるって、それだけ俺が好きなんだろ?

すっげぇ嬉しいよ。

んでさ、可愛いし、

妬かせたくなる」


優しく笑う蓮に、キュンってなる。

あぁ…

敵わないよ、もぅ。


あたしは、

もう蓮にべた惚れなんだ。