「だってさぁ、あたしが蓮くんとこんなにベタベタしてるのに、桃嘉ちゃん何も言ってこないし、谷口くんとイチャイチャしてるし」
「…」
何も言えなくなった。
ってか、あんなことがあって、俺に対して何にも思わないってのも変だよな。
…これ以上思うのはやめとこ。
パラソルの方に行くと、今度は翼も入れて三人で話してた。
「桃嘉、かき氷」
「ぇ…ど、どうしたの?!」
「さっき買ってきた。メロンでいいんだよな」
「うん! ありがとっ//」
照れくさそうに笑う桃嘉が可愛くて、俺は抱きしめたい衝動に襲われた。
くっそー…。
マジ、コツ等邪魔。
「ねぇ、桃嘉ちゃん。
ちょっといい?」
ナツがニッコリと笑って、桃嘉に話しかける。
桃嘉は、コクンと頷き、ナツについて行った。