「じゃあ、行くか」

「うんっ♪」


俺にベッタリなナツ。

別に嫌じゃないけど…好むわけもない。

俺は、桃嘉といたいんだけどな。


「かき氷にしよー!」

「ぁーじゃあ、俺イチゴ」

「あたし、レモンー♪」


桃嘉の分も買って行くか…。


「イチゴとレモンとメロン一つずつ」

「はいよ!」


俺はメロンとイチゴを受け取った。

ナツはレモンを受け取る。


「…ねぇ、蓮くんってメロンとイチゴ食べるの?」

「いや、メロンは桃嘉の。あいつ、かき氷はメロンだから」

「ふぅーん…」

「んだよ」

「…ねぇ、桃嘉ちゃん、本当に蓮くんの事好きなのかな」

「はぁ?」


んだよ、いきなり。