笑顔で去って行く桃嘉。
俺の事、一度も見なかった。
しかも…
なんで谷口まで…。
また野獣が一匹増えた。
翼って奴だけでも心配なのに。
谷口なんかがいたら、一秒も側を離れられない。
「蓮くん、アイス食べよー♪」
「ぁ、桃嘉も誘おうぜ」
「でも、谷口くんと話してるよー?」
見れば、パラソルの下で2人で座って楽しそうに話している。
そんな光景に、苛つく。
…やっぱ海なんて来るんじゃなかったかも。
桃嘉の事が心配でしかたない。
無防備無自覚ってこういう時怖いよな。
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