あたしは涙が止まってから一階に降りて
刹那の家族に挨拶をしてから自分の家に向かった。

刹那があたしにくれた
宝物が詰まった箱を
抱きしめて。

家に着いたあたしは
真っ先に自分の部屋に
向かった。


上着のポケットに
手を入れてみると刹那の
お姉さんから
受けとった携帯が
入っていた。


あたしは刹那の携帯と
ネックレス・指輪・
メッセージカードを
一緒に机の引き出しの
中に携帯の中身を
見ないまましまった。