『最初っからそのつもりで麻衣と話したかったんだ』それから拓哉は二人が
付き合い出してからの
ことを話した。


『本当に?
あたしのせいで…』
拓哉の話しによると…稚沙は刹那のこと好きになり
始めてから
刹那の周りのこと調べ
はじめた。
色んな事がわかって
その中で1番自分にとって都合の悪いことがあった。
それは…刹那があたしの
ことスキだということ。
それで稚沙は刹那を
脅した。

“あたしと付き合んない
なら他の学校の人と
麻衣のことリンチする”
……と。
“それが嫌なら付き合って”。

『刹那は…あたしを守ってくれたの?
なのにあたしっ…』
刹那に酷いこと喋って
しまった…
刹那のことなんも
わかってなかった。

あたしは座り込み泣いて
しまった。
涙が次々と溢れてきた。