刹那にとってゆうかさんは大事な人だった…
忘れられないほど
刹那にとってスキな人。


『麻衣と出会うまでは』
『えっ?』
あたしと…出会うまで?


『刹那言ってたよ…
“俺の中で優香は忘れ
られない女だった…でも
麻衣に出会って俺
やっと前進できる気が
する…。やっと
思い出にかえること
出来る”って…。
“でも麻衣と遊んで俺の
家向かう途中あいつ
いた時少し気持ち
揺らいじまった”って
言ってた。

でも麻衣…本当に麻衣の
おかげであいつ前進
できたよ。
麻衣のおかげで刹那は
過去から抜け出せた。
ありがとな…麻衣』

『んーん。
あたしにとっても刹那と
出会えたのは
プラスになったよ』
『そっか。よかった。
それから麻衣…
刹那に告白したじゃん?
でも…刹那は米倉と
付き合ってた』

『教室に稚沙のこと
呼びにいった時知った。
思わず逃げたんだけど…
すぐ後ろから腕掴まれて…刹那に酷いこと
言っちゃって…。
思ってなかったのに。
あたし…アメリカに留学
したじゃん?』
『うん』
拓哉は真剣にあたしの
話しを聞いてくれた。