『刹那……?』
夢の中であたしの目の前にいて笑ってるのは
愛しいあの人…

『麻衣…
なんでそんな泣きそうな顔してんの?
笑ってや…。
廊下であった時…俺
言いたいことあったんだ。文化祭の時でも。
あのな麻衣…俺好きだよ…麻衣のこと。
ずっと好きだった。
でも…無理だな。
俺もう麻衣の側で笑う
ことだって出来ない…。
幸せになってな。
愛してるで』

そぅ言った刹那はあたしの側まで来て
あたしにキスをしてくれた…。
あたしは目を開けるともぅ刹那の姿はなかった。
夢の中の大空に向かって
刹那の名前を呼ぶ
あたし。