じゃ…あたしこっちから
行くから。
由夜っ明日ね〜』
『明日学校でね!』

あたしは由夜に手を振って自分の家に向かった。
家に着いたあたしは
制服を脱いでジャージに
着替えた。

さっきの…由夜が言ってた言葉が耳から
はなれない…。
“言うことと見るのは違うって!
現実思い知らされるだけ……”


確かに…
刹那と稚沙が仲いいとこ
見るかもしれない。
でもかといって…
あたしは泣かない。
いるの知ってて今も
スキなんだから。
きっと…大丈夫。


それからというもの…
放課後は文化祭の
準備で忙しかった。
材料確認…
机・椅子のかず…
周りの飾り付け…
でもたまにみんなで
文化祭の準備中に
ふざけあって…
いっぱい笑いあった。