『いずれはするつもり。
でもまだ…わかんねぇ』
『そぉ…なんだ』
自分でもわからない内に
口が開いていた。

『なぁ…もし刹那の
スキな人に忘れられない人とか…
彼氏いたらどぅする?
刹那は…諦める?』
何でこの言葉を言ったのか自分でもわからなかった。

『んー…俺は…
好きな奴に忘れられない人がいても逆に俺が
忘れさせたいって思う。
その気持ちは簡単に
なくせないと思うし…
好きな奴がいても…
諦めないっ!
だって諦めたら本当の
恋じゃないと思うから』
笑顔でそう言い切った
刹那の横顔は
すごくカッコよかった。


『俺は…好きっていう
想いを貫き続ける…
コンビニ着いたで』
その言葉にあたしの
心は揺れ動く…

そっか…あたしいつの間にか好きになってたんだ。
刹那のこと…こんなに。
刹那…だったらあたしも
頑張るよ……
ゆうかさんのこと忘れ
られないんだったら
あたしが忘れさせたい。
あんたに彼女いても
簡単には諦めない。
あたしも…想い続けるよ。

それからみんなに
頼まれた物を買って
みんながいる宿泊先に
戻った。

戻る間もあたしと刹那は
色んなことを話した。