朝になり着替えて
フロントに行くあたし達。すると刹那が
『今からコンビニ行くけど食いたいもんある?』
みんなが刹那に頼んで
メモをとる刹那。
『麻衣は…?』
『あたしはぃぃや…』
思わず顔を伏せながら
喋ってしまった。

『そっか。
麻衣も一緒行かない?』
『えっ……?』
『だから!
コンビニ一緒に行かない?って…
朝の散歩かねて』
『みんなは?』
『あのなぁ…せっかく
誘ってるんだから
素直に“うん”って
言ってもいいじゃん。
それとも…俺と二人
嫌なん?』
『んーん!一緒いく!』

『じゃ…俺と麻衣で
行ってくるから』
刹那と二人かぁ…。
なんか緊張する。
何でだろ?
やっぱスキって自覚
したからかな

『せっかく来たし
もう一泊くらい泊まり
たいなぁ…』
『そだよね…
たくさん思い出できたし』あたしは思ったことを
そのまま口にした。

『そーぃえば…
陸人ってスキな奴
いるじゃん?』
『刹那もでしょ?』
刹那もいるんでしょ?
答えて…

『いるよ。
1番にそいつのこと
考えるんだ…
そいつの笑顔ずっと
見てたいって思う』

『告白は…しないの?』