『そろそろ始めない?』
稚沙が花火を持ちながら
みんなに聞く。
『早めに初めて旅館
いくか…』
夕日が綺麗な海をバックにしてあたし達は
コンビニで買ってきた
花火を始めた。

手持ち花火…
打ち上げ花火…
いろんな花火を楽しんだ。最後の締めに…
線香花火。

『綺麗やなぁ〜。
でも線香花火って
終わる時儚いよね…』
『それも…ええとこじゃん!』
ジュースもお菓子も
全て食べ旅館に行って
休むことにした。
『疲れた〜』
旅館に着いたあたし達は
男女別れて部屋へと
入った…

ご飯を食べ終わった後
あたしと稚沙は
露天風呂に入ることに
した。
お風呂の温度は
調度よく気持ちよかった。すると稚沙が
話しづらそうに…

『あたしな…
彼氏と別れた』
『えっ!?』
以外だった…
あんなに仲良く
見えたのに
『喧嘩別れ…
あっちの浮気が原因で。
偶然見ちゃってさ…
浮気相手…元カノ
だったんだ。
でもその元カノにも違う
男いてさ…
結局そっちの男選んだ
んだって。
まぢざまーみろって
感じ!』