朝起きると
刹那が外を眺めていた。
『刹那…おはよぅ』
『おはよぅ…麻衣』
笑顔を浮かべた刹那の顔は昨日の涙なんて
嘘だったかのように
笑っていた。

でもその笑顔の裏には
何かが隠されている
よぅな感じがした。

『今日は陸人たちも
泊まるって…
毛布足りるかな?』
『足りると思うで…
看護婦さんに言えば』
『だな…』
会話をしていると
いきなり携帯がなった。

ピリリリリ ピリリリリ

『俺の携帯や…』
といい画面を見る刹那…
画面を見た途端
刹那の顔が変わった。
『ごめん…携帯に出ても
ぃぃ?』
『ぃぃけど…
病院なんだから
早く済ませた方ぃぃよ』
ドアを開け
病室から出て行く刹那。


それから1時間…2時間
しても刹那は
病室には帰ってこなかった…。