「どうしたの!?何かいい考えが浮かんだの?」


「あぁ…」


「でもなぁ…これがダメだと」


「なになに?気になるよ~」


「ちょっと二人だけで盛り上がらないでよ!!」


ってお母さん…
盛り上がってはないんだけど…



「理沙の高校の校長に話してみようと思ってな!」


「「えっ…?」」


「あの校長なら何か助けてくれそうな気がするから」



「まぁあの校長先生なら助けてくれそうね!!」



「なんで二人とも校長先生のこと知ってんの!?」


「だって私たちの先生だったのよ…あの先生」



「えっ?そうなの!?」


「初耳だろ!?」


「うん…」


初耳どころかビックリなんだけど…



たしかにいい先生だよね…



先生には負けるけど…



『あーダメだ…先生のことが頭から離れない…』

結構重症だな私…