「そんなの急すぎるし、決められないよ…」


「理沙…」


「まぁ理沙がそう言うのも分からなくはないが…」


「理沙は日本に残りたいの!?」


お母さんが聞いた


「うん…やっぱり日本には大切な友達とかもいるし…」

『先生のことは言えないけど…』


「そっか…でも一人暮らしになっちゃうわよね…」


うーん

今までは何日か帰ってくる日があったけれど、今度はそれもなくなるんだよね…



「だからといって今さら引っ越しもめんどくさいわよね」


ふーっとお母さんがため息をついた



「あっ!!」


お父さんが何かひらめいたようで声をあげた