ある日母は、「買い物にいく」と、学校に行かないわたしに、怒ったような口調で言い放ちました
それが最後の会話でした


携帯の電源は切られ、何日待っても、母は帰ってきませんでした



父はそのイライラや不安をわたしにぶつけ、毎日のように怒鳴り散らすことばかりで

もう嫌で嫌で、恐くて、寂しくて
何日も何日もわたしは母を待っていました


そんな中、父との生活に限界を感じたわたしは、手首を切った訳ですが

当然死にきれるはずもなく、父の愛人の女に病院に連れていかれるという最悪の結果になり、胃の洗浄をされ、一人朝方まで点滴を打たれるという、何とも惨めな結末でした



残ったのは頭痛や吐き気の副作用と、後悔だけ


わたしは生かされたんです