「っつうか、誰?」 乾ききった唇から 煙草を離して あぐらをかいた女に聞く どこかで会った..? 誰かの知り合い..? 駄目だ、意識して 覚えようなんて普段 思ってないから思い出せない 「君と無関係な奴、 君がいたから 話しかけた、そんだけだよ」 「は...?」 「そんだけ、」 今度はしおらしい顔で しんみりと呟く 何、コイツ、まぢ、何?