翌日。


机の上に真新しい絆創膏の箱が置かれていた。
一言書かれた付箋から、益田からだと解る。


昨日自分で買ったのもあるから、絆創膏は十分間に合っている。

あんまり使う機会もないし、もしかすると未開封のまま置いておくかもしれない。

だからずっと家にこの箱が存在するかもしれない。
それもまぁ、仕方がない、か。



そう思った俺の予想は、しかし割とすぐに外れる事になる。


この日から大量の絆創膏が消費され、新しい物が増え続けた。

理由はもちろん……