遅れてグラウンドへやって来ると、クラス全員が男女混合で座っていた。


「おっせーぞ!大でもしてたのかよ?!」


冗談めかした言葉を言いながら、崎本くんが笑うと他の生徒たちもドッと笑った。


「そういうこと言うなよ。失礼じゃん」


近くに座っていた男子がバシッと物凄い勢いで彼の頭を叩く。



「それじゃあ、全員揃ったところで早速グループ分けをするわよ。相談して男女混合の6人グループになって」


先生の言葉を合図に全員立ち上がり、「どうする?」と騒ぎ立て始める。


「私達はこの三人でOKだよね。男子は……」


さくらちゃんが崎本くん達のグループに視線を向けると、そこには既に3グループの女子が集まっていた。