でもそんな甘い時間が 続くわけもなく―――― 「ほら、早く教室行くぞ。」 カイトに手を引かれて歩く。 カイトにとっては、なんてことなくても 私にとってはすべて特別なんだよ。 なんて・・・・ この時の私は “アクマ”である事さえ忘れるくらい カイトに夢中だったんだ