目を真っ赤にさせて
ものすごい勢いでお母さんが出てきた。

「・・・ゅうり?」
か細くて、鼻声混じり。

「ゆうり・・・ゆうり。
よかった・・・・・・ほんとによかった・・・。」

あぁ、泣いてたんだ――――。