事実紅牙は先ほど自分で『見た目より長く生きてる』と言ったのだからつい先ほど自分でしでかしたことを小さい子が言い訳するような事はできない。



「じゃあ一つ条件がある」


「なんだ、飲める条件なら呑んでやらないこともない」


「攻撃態勢に絶対入るな」



この条件は確実に自分が悪いことをしました。すべて話すから攻撃はしないでくれといい歳大人が逃げ道を作ったのだ。



「……このバカが」



黒縁眼鏡をかけた青髪の青年はそう一言だけ言って眼鏡を押し上げた。


気のせいだろうか目が鋭く紅牙を睨みつけてるのは。